
今回のゲストは、株式会社パインバレー代表取締役社長の矢嶋正明(やじままさあき)さん
セレクトショップ運営のBEAMS(東京都渋谷区)の元執行役員でインターネット通販(EC)やデジタル化などを担当。BEAMSで29歳の時にZOZOTOWNを一人で立ち上げ、290億円の売上達成や全社のDX化を推進し、25年勤務したBEAMSを2024年に退社。その後、ハーレーダビッドソンのカスタムで有名なパインバレーを事業承継し、新たなチャレンジを続けています。
①挑戦その壱:BEAMS時代〜EC黎明期の挑戦
矢嶋さんはBEAMSでアルバイトからキャリアをスタート。
顧客管理部門を経て、EC黎明期にZOZOTOWNの立ち上げを一人で担当。
「在庫も理解もない中で、社内を説得して回り、1日目に250万円を売り上げたときには誰も信じてくれなかった」と振り返ります。その後も自社ECサイトを立ち上げ、オムニチャネルの先駆けとなる在庫と顧客データの統合を成功させました。
矢嶋さんが提唱したのは、リアル店舗(太陽)とEC(月)が共存する「太陽と月」の関係性。
「リアル店舗が輝けばECも輝く。共存のための統合が重要だった」と語ります。
①挑戦その弐:新たな挑戦、事業承継へ
BEAMSでの成功後も、矢嶋さんは自分のキャリアを考え、新たな挑戦を求めて事業承継の道を選びました。
「50歳を超える前に動かないと次のステップは難しいと考えた」と話します。
現在はパインバレーでハーレーダビッドソンのカスタマイズやEC販売、駐輪場事業を推進中。
「全く違う業界で毎日が新鮮」と笑顔で語ります。
「挑戦を楽しむ」ためのメッセージ
矢嶋さんがBEAMSで学んだという言葉があります。
「成功したらヒーロー、失敗してもチャレンジャー、挑戦を楽しんでいるか?」
挑戦することで人は成長し、組織は前進すると信じる矢嶋さん。
新たな挑戦を考える人々へ、「失敗を恐れず、挑戦を楽しんでほしい」とエールを送ります。
矢嶋さんが挑戦を楽しむ姿勢は、私たちにも多くの勇気を与えてくれます。
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